お疲れ様です!

今回は「トレーダーを大きく成長させる”ある経験”」について少々お話してみたいと思います。

 

トレーダーはどういったときに成長することができるのでしょうか?

 

ただ単純にトレード回数をこなしていけばよいのでしょうか?

それとも

大きな勝ちトレードを経験したときでしょうか?

また逆に

大きな負けトレードを経験したときでしょうか?

 

答えはどれも否です。

もちろん、これらの経験がトレーダーをまったく成長させないとは言いませんが、大きく成長させるには至りません。

 

それでは今回のテーマである「トレーダーを大きく成長させる”ある経験”」とはどういったものか。

それは、ずばり以下になります。

 

① トレードの過程において、ドローダウンを経験する(イメージとしては1カ月以上のドローダウン期間)

② ドローダウン期においても、淡々と同じ手法を繰り返す(普段と違うことをしない)

③ 淡々と同じ手法を繰り返した結果、ドローダウンを回復し、最高益更新を経験する

この一連の経験こそがトレーダーを大きく成長させるに至ります。

 

なぜなら、この一連の経験は、トレードで勝ち続けていく過程の縮図に他ならないからです。

勝ちトレードと負けトレードを繰り返しながら、徐々に利益を積み重ねていく、最高益を更新していく、まさにこれがトレードにおける正しい成功体験となります。

特に②から③の経験が大きく、裁量トレーダーであれば自身の手法で、システムトレーダーであれば自身のシステムで、淡々とマーケットと向き合い、そして最高益を更新していく過程は、トレーダーにとって何物にも代え難い貴重な経験となります。

逆に言いますと、②ができなければトレードにおいてトータルで勝つことはできません。

これは断言できます。

 

私の長いトレード経験から言わせていただきますと、トータルの損益は、ドローダウン期のマーケットとの向き合い方で大きく差が出ます。

裁量トレーダーであれば、損失を一発で取り返そうと通常よりも大きなロットを張ってみたり、システムトレーダーであれば、あらかじめ想定していたドローダウンに達していないにも関わらずシステムの稼働を停止してしまったりと、普段と違うことをやってしまいがちになるからです。

 

分かります。

ドローダウン期のトレーダーは

「これからもずっと負け続けてしまうのではないか?」

「本当にこの手法・システムで良いのか?」

と疑心暗鬼に陥り、メンタルが恐怖に支配され、冷静な判断が難しくなるものです。

 

しかしながら一度でも、トレーダーを大きく成長させる「この経験」を積むことができていれば、ドローダウン期においても淡々とマーケットと向き合うことができるようになります。

最初はメンタル的負担が大きいかもしれませんが、ドローダウン期こそ、トレーダーとして大きく成長できると考えていただき、じっくりとマーケットと向き合ってみて下さい。

その先には、トレーダーにとって何物にも代え難い貴重な経験が待っているはずです。

 

では失礼致します。