お疲れ様です!

今回は「スキャルピングにおいて時間帯を絞る効能」というテーマで少々お話してみたいと思います。

 

ご存知のようにFX市場は24時間チャートが動き続けていますが、私はスキャルピングにおいて、仕掛ける時間帯をある程度絞るべきだと考えています。

最初に具体的な時間帯を申し上げますと、仕掛けるべき時間帯は以下だと考えています。

● 東京時間オープン・東京仲値付近の時間帯

● 欧州・ロンドン市場オープン付近の時間帯

● ニューヨーク市場オープン付近の時間帯

● 米指標発表後30分程度の時間帯(スプレッド拡大には要注意)

 

スキャルピングでは、ポジションの短期的な偏りとでも申しますか、プライスが走る特徴的な動きを狙っていきます。

しかしながら、ボラティリティが乏しい相場ですと、このポジションの短期的な偏りが起こりにくく、プライスが走る特徴的な動きがなかなか出ません。

逆に申し上げれば、動きのある相場では、ポジションの短期的な偏りが起こりやすく、プライスが走る特徴的な動きになりやすいということになります。

要するに上記の時間帯は、ボラティリティが高まりやすい時間帯と言い換えることもできます。

 

実は、ここまでは以前にもお話したことがあります。

ですので、今回はここから。

時間帯を絞ることでトレードの精度が上がること以外にも、いくつかの効能がありますよ、というお話です。

 

まずは、集中力の面です。

先に申し上げたように、FX市場は24時間チャートが動き続けていますが、24時間とは言わないまでも、何時間もチャートを見続けるのは、かなりの集中力を要します。

トレーダーにとって「待つ」ということが、なかなか難しくて、集中力が途切れてくると、打つべきタイミングを満たしていなくとも、都合よく考えてしまい、ポジションを取ってしまいがちです。

打てない形も、何となく打てる形に見えてくるんですね。

時間帯を絞ることで、打つべきタイミングを満たしていないのに、ポジションを取ってしまうということは、かなり軽減できるかと思います。

 

次に、毎回同じものを見るということです。

毎回、東京時間オープン・東京仲値付近の動きを見る。

毎回、欧州・ロンドン市場オープンの動きを見る。

毎回、ニューヨーク市場オープンの動きを見る。

毎回、米指標発表直後の動きを見る。

この毎回同じものを見るということがかなり重要で、例えば

米指標発表直後に乱高下 → 結局下落した後に揉み合い → さらに下にブレイク

この動きになれば、さらに下げていく確率が高いので、私はかなりの確率でショートを打ちます。

このような法則性と言いますか、私がよく言う「値動きのクセを掴む」ことができるのも、時間帯を絞って毎回同じものを見ているからだと思います。

時間帯を絞らず、何時間もチャートを見続けていたとするならば、対峙するものが無限過ぎて、おそらくはこの「値動きのクセを掴む」ことは難しいのではないでしょうか。

 

今回はスキャルピングにおいて、仕掛ける時間帯を絞るという考え方が非常に重要だということをお伝えしました。

ご参考になればと思います。

 

では失礼致します。