お疲れ様です!

今回は「短期トレーディングにおけるマルチタイムフレーム分析に関する見解」というテーマで少々お話してみたいと思います。

 

普段、私は「ティックチャート(60ticks)」を表示させてドル円スキャルピングに臨んでいます。

チャートの波形を判断するためと、利益確定の目安に補助的に若干のテクニカル指標を表示させてはいますが、基本的には「ティックチャート(60ticks)」のみでトレードを完結させています。

 

私のスキャルピング手法に関しまして、皆様からよくいただくご質問で、意外と多いのは

「上位足は見ていますか?」

といった主旨のものになります。

 

「ティックチャート(60ticks)」を1分足のタイムフレームと分類するとすれば、5分足、15分足、30分足、1時間足・・を見ているか?という主旨のご質問ということです。

今風に言えば、マルチタイムフレーム分析ってやつですね。(今風・・なんですかね?)

 

ずばり、この場をお借りしまして、私のこと短期トレーディングにおけるマルチタイムフレーム分析に関する見解をお話させていただきますと、10pips程度、あるいはそれ以内の利鞘を狙う短期トレーディングにおいて、マルチタイムフレーム分析によりトレーディングの精度が上がることはないと考えております。

 

そもそも、マルチタイムフレーム分析をシステムにやらせるならまだしも、人間の目で複数のチャート(時間足)を確認していくのって、複雑で難しくありませんか?

それよりも、目の前のチャートの値動きのクセであったり、値動きの偏りを追っていく方がイージーだと思うのですが・・。

 

ただ、この見解が直ちに

「マルチタイムフレーム分析はいらない」

「マルチタイムフレーム分析は間違っている」

と申しているわけではありません。

 

マルチタイムフレーム分析を行うことで、そのトレーダーが根拠を持ってエントリーすることができるのであれば、そこに意味がありますし、そのトレーダーがトレードがやりやすいと感じるのであれば、やるべきだと思います。

マルチタイムフレーム分析で短期トレーディングの精度が劇的に上がることはありませんが、トレーダー自身が「やりやすさ」を感じるのであれば、それは価値のある分析だということになると思います。

こと短期トレーディングにおけるマルチタイムフレーム分析は、所詮その程度のものだと思っています。

 

ご意見等々、色々あると思いますし、あって当然なのですが、こと短期トレーディングにおけるマルチタイムフレーム分析に関する私なりの見解をお話させていただきました。

複数のチャート(時間足)をあれこれ見るよりも、1枚のチャートに集中する方がよくないですか?というお話でした。

 

では失礼致します。