お疲れ様です。ドル円スキャルピング部です。

私は普段、エントリーポイント等、自身のトレードに関しましてツイッターでちょこちょこつぶやいているのですが、ここ最近、嬉しいことに、私のトレード手法についてよくご質問をいただくようになりました。

ありがとうございます!

DMではなかなか解説しきれない部分もございまして申し訳なく思っていたのですが、今回あらためまして、私のトレード手法について解説してみようかと思います。

何かしら皆様のトレードのご参考になれば幸いです。

 


 




私のトレード手法はUSD/JPY(ドル円)を投資対象とした短期トレーディング、いわゆるスキャルピングとなります。

1分足でエントリータイミングを分析する秒スキャ・分スキャ、15分足でエントリータイミングを分析し、もう少しゆったりとポジションを保有することを前提とした時間スキャの2種類を主に使っています。

ケースバイケースではありますが、秒スキャ・分スキャでは1〜5pips程度、時間スキャでは5〜25pips程度を利確レベルに置いています。




秒スキャ・分スキャは、どうしても業者に依存する部分が大きいため、今回は私がツイッターでよくつぶやいているドル円15分足を使った時間スキャのトレード手法を解説していくこととします。


あと、もう1つ申し上げておくべきことがあります。

それは、これから解説していくトレード手法が、ショートで利益を上げることを前提としていることです。

専業トレーダーの方とお話しする機会があるときに、「ロングが好きか?ショートが好きか?」という話になることがあります。

私の感覚的には「ショートが好き」という方が多いように思うのですが、一定数「ロングが好き」という方がおられます。「ショートで利益を上げるイメージがあまり湧かない」「ショートは踏み上げられそうで恐い」なのだそうです。

トレードにおいて、イメージは重要だと思いますので、もし皆様の中に「ロングが好き」「ショートが苦手」という方がおられましたら、これから解説する私のトレード手法はあまり参考にならないかもしれません。

その点はあらかじめご了承下さい。 

ただ私が現在もよく使っているトレード手法であり、きっちり結果を残していることは付け加えておきます。
 





以下は直近1ヶ月間の取引履歴となります。

全ての取引がこれから解説していくトレード手法「ドル円15分足・時間スキャ」を使ったものというわけではありませんが、この口座では、取引の7〜8割は当該手法による結果となりますので、十分にご参考になるのではないかと思います。

最近では、ロットを1,000枚、2,000枚と大きく積む方もおられ、そういう意味ではインパクトに欠けるかもしれませんが、私の場合はこのぐらいが身の丈に合っているように思います。

もちろん、もう少し上を目指したいという気持ちもありますが・・。


また、スキャルピング手法でありながら、当該手法は意外と取引回数が少ないこともお分かりいただけるかと思います。

それでもこのぐらいの結果は残すことができます。

何となくでのエントリーを減らし、得意な形になるまでしっかり待つことも、トレードにおいて重要な要素になります。








それでは、さっそくトレード手法の解説をしていきます。

まずは、チャート・インジケーターを設定していきます。設定していくとは申しましても、私が使っているチャート・インジケーターは非常にシンプルです。

1、USD/JPY(ドル円)15分足にボリンジャーバンド(20本)を設定します。

※ボリンジャーバンドは偏差:2、適用価格:クローズ(終値)としています。



2、次に補助的に単純移動平均線(90本:ブルー・200本:グリーン・400本:レッド)、を設定します。

※単純移動平均線は適用価格:クローズ(終値)としています。



実にシンプルですが、私が使っているチャート・インジケーターの設定は以上になります。






それでは、「ドル円15分足・時間スキャ」ではどのようなタイミングを狙ってエントリーしているのかを、実際の画像を使って解説していきましょう。

まずは実際の画像で基本となるエントリーポイントを押さえて下さい。






下記の画像は2021年5月21日のドル円15分足チャートです。

1、この日は、日本時間13時15分のローソク足が終値ベースで明確にボリンジャーバンドのセンターラインを上方から下方へ割り込みました。



2、下記の画像では、センターライン割れ後、しばらく下落が進み、その後反発しながら、再度センターライン付近まで戻してきています。ここでのポイントはセンターラインに頭を押さえられ、センターライン下方から上方に戻りきれていないことです。

ローソク足2〜5本程度がセンターラインに頭を押さえられ、上方に戻りきれない動きとなればエントリーチャンスは近いと考えます。



3、そして、センターライン上方に戻りきれずに、ローソク足が強い陰線を形成し始めたタイミングで、ショートエントリーです!

この日は日本時間16時15分のローソク足で強い陰線が出ました。



4、その後のチャートの動きです。






ちなみに下記は、そのときの実際の私のツイートになります。

上髭でエントリー後、もう1つ追撃を入れて、合計+21.5pipsを獲得したとツイートしていました。

 






それでは、もう1ついきましょう。

今度は、2021年5月20日のドル円15分足チャートです。

1、この日は、日本時間9時30分のローソク足が終値ベースで明確にボリンジャーバンドのセンターラインを上方から下方へ割り込みました。



2、下記の画像では、センターライン割れ後、しばらく下落が進み、その後ゆらゆらと上昇しながら、再度センターライン付近まで戻してきています。ここでのポイントもセンターラインに頭を押さえられ、センターライン下方から上方に戻りきれていないことです。

ローソク足2〜5本程度がセンターラインに頭を押さえられ、上方に戻りきれない動きとなればエントリーチャンスは近いと考えます。



3、そして、センターライン上方に戻りきれずに、ローソク足が強い陰線を形成し始めたタイミングで、ショートエントリーです!

この日は日本時間15時00分のローソク足で強い陰線が出ました。ただし、ボリンジャーバンドが収縮し、バンド幅が狭いことは懸念材料となります。もう少しバンド幅が広がっている方が理想的です。



4、その後のチャートの動きです。






そして下記は、そのときの実際の私のツイートになります。

うまく下落してくれましたが、当時の私もやはりボリンジャーバンドのバンド幅が狭いことを懸念していたのか、「思っていたより値幅が出ました。」とツイートしていました。






ここまで実際の画像を用いて「ドル円15分足・時間スキャ」のエントリーポイントを解説してきました。シンプルなチャートパターンを使いますので、ある程度ご理解いただいていることかと思います。

さらにここでは、今度は簡略化した画像を用いて、エントリーポイントについてまとめておきます。


1、ローソク足が終値ベースで明確にボリンジャーバンドのセンターラインを上方から下方へ割り込む動きを確認します。このとき上方から下方へ割り込む勢いが強ければ、その後のエントリーポイントでの値幅が期待できます。



2、センターライン割れ後、再度センターライン付近まで戻し、ローソク足2〜5本程度がセンターラインに頭を押さえられ、上方に戻りきれない動きを確認します。

私の場合、モニターの前に座っていれば、ここでマウスを握ります。



3、センターライン上方に戻りきれずに、ローソク足が強い陰線を形成し始めたタイミングで、ショートエントリーとなります。

実際にポジションを取るタイミングは少々練習が必要で、うまくニュアンスが伝わるか不安なのですが、「落ちるかな?」でポジションを取るのではなく、「落ち始めた!」ところに素早く飛び乗るという感覚です。

秒スキャ・分スキャほどの反射神経は必要ありませんが、あくまでスキャルピングですので、有利な位置でポジションを取るためには、ある程度の反射神経は必要になるかと思います。








「ドル円15分足・時間スキャ」のエントリーポイントは、一般的には「戻り売り」と呼ばれるタイミングに近いものがあります。

しかしながら、このトレード手法が通常の「戻り売り」と大きく異なる点は、通常の「戻り売り」が下落トレンドでポジションを取っていくのに対して、「ドル円15分足・時間スキャ」では、上昇トレンドであっても積極的にポジションを取っていける点になります。

上昇トレンドに対して、売り向かう場合がありますので、教科書的には完全タブーのように聞こえるかもしれませんが、実践されてみますと、きちんと下落のチャートパターンが完成した後にポジションを取っていることに気づいていただけるかと思います。




実は私には、このトレード手法で、単に下落トレンドの戻りで利益を上げるだけではなく、真に狙っている動きがあります。それは「ディストリビューション」となります。

「ディストリビューション」とは、いわゆる機関投資家などの大口の売り抜けを指します。

大口が大量に保有したロングポジションは、利益確定であれ、ポジション調整であれ、いつか必ず売られます。もちろんどこでもいいから今売れる価格で一気に売るわけではなく、価格がなるべく崩れないように複数回に分けて売ってきます。また、大量の売り注文を出した後、価格が崩れ過ぎないように大口自ら買い支えることもあります。

下記の画像は、「ディストリビューション」の特徴となります。

【1】では、大口の売り注文で大きな陰線をつけています。

【2】は、価格が崩れすぎないように大口自らが買い支えたときの特徴で、必要以上に上を買うわけではありませんから、短い陽線が連続して形成され、じわじわ価格が上がります。

【3】再度、大口の売り注文で大きな陰線をつけています。

 

そして、もうお気づきかと思いますが、このチャートパターンはまさしく、「ドル円15分足・時間スキャ」で狙っている動きとなります。

上昇トレンド中に突如、大量の売り注文が出てきたら、ロング勢にとっては溜まったものではありませんが、ショート勢にしましたら、ロング勢のストップも巻き込んで、あまり良い表現ではありませんが「他人の不幸は蜜の味」状態となることは想像に難くないと思います。

ちなみに「ディストリビューション」が発生するタイミングは、あくまで彼らの方針次第ではありますが、概ね上昇トレンド中の大型経済指標・イベント前、あるいは連休前であったり、週末、月末、年度末になることが多いように思います。








まずは「損切り」についてですが、私の場合、エントリーポイントから最大「5pips」逆行したらほぼ切ります。

ただし、常に「5pips」逆行するまで待っているわけではなく、例えばポジションを取って、数pips利が乗った後に、なかなか値が走らず建値付近まで戻ってきた等、場合にもよりますが、「5pips」の逆行を待たずして切ることもあります。

切った後に本当に下落するのであれば、また入り直せばよいと考えています。

「損切り」はエントリーポイントと密接に関係しており、このトレード手法で「5pips」の「損切り」に頻繁に引っ掛かるようであれば、損切り幅うんぬんではなく、まずはエントリーするタイミングの見直しを行って下さい。




次に「利確」についてですが、私は「損切り」を基本的に最大「5pips」の逆行としていますので、まず「5pips」以上というのが念頭にあります。

ツイッターで再三「チキン利確」を披露している私が「利確」について語るのも何ですが、まずは「5pips」以上ということを念頭に置き、それに並行してトレイリングストップも使用しています。

トレイリングストップの設定値は、相場のボラティリティにより多少の調整は致しますが、基本的には7pips以上の含み益が出れば、現在レートよりも5pips上に損切りラインを置く設定としています。

また先述の「チャート・インジケーター設定」で設定したボリンジャーバンド-2σおよび単純移動平均線が現在レートよりも下にある場合は、そこが抵抗線になる場合が多く、トレイリングストップに掛かるのを待たずして、そのあたりを加味しながら「利確」を行っていきます。

ちなみに「ディストリビューション」の動きを引き当てた場合は、一瞬でグングン利が乗ってきますので、この場合はトレイリングストップに任せて、ある程度ポジションを放置する方が良い結果に繋がりやすいです。








ここまで解説してきました「ドル円15分足・時間スキャ」の実践は、ロンドン時間・ニューヨーク時間がおすすめです。

このトレード手法で狙うチャートパターンは実際のところ、東京時間に出現することもありますが、東京時間は概ねボラティリティが低いため、リスク:リワードが良くて1:1〜1.5程度になります。ボラティリティによってはリスク:リワードがもっと悪くなります。

東京時間は素直な動きになりやすいという面もありますが、最初のうちはある程度のボラティリティが期待できるロンドン時間・ニューヨーク時間で実践されるようにして下さい。




「ドル円15分足・時間スキャ」のエントリーポイントは基本1タッチ目を狙います。

どういうことかと申し上げますと、まずは下記の私の実際のツイートをご覧下さい。こちらは2021年5月12日のツイートとなります。



ツイート画像では、ボリンジャーバンドも大きく下に傾き、当時の私にはおそらく強い下落という認識があったため、2タッチ目でもポジションを取っていますが、検証上、勝率が高いのは1タッチ目となりますので、基本は1タッチ目を狙うようにして下さい。

ちなみに今、あらためて自分のトレードを振り返ってみますと、1回目のエントリーはローソク足1本分、判断が遅いですね・・。1回目あまり取れてないのも納得です。




実践前の検証は必須になります。

結果を残しているトレーダーで、トレード手法の検証を行わない方は、一部の天才を除き、おそらくいないのではないかと思います。

検証作業で、トレード手法の優位性を確認することはもちろんですが、その中で「こういうパターンは強気でいける」「こういうパターンはエントリーを見送った方がよい」など、必ず新たな発見があるはずです。

トレード手法は検証作業において磨きが掛かるものです。

また、実際のトレードにおいて、いざエントリーチャンスを迎えたときに、自信を持ってクリックできるのは、トレード手法うんぬんではなく、ご自身で検証し、ご自身の目で優位性を確認したという事実に他なりません。

実践前に必ずご自身で検証されることをお勧め致します。








ここでは、スキャルピングで利益を上げる最も重要な考え方についてお話したいと思いますが、あくまで私の意見ということで読み進めて下さい。

スキャルピングで利益を上げる最も重要な考え方は、「値動きのクセを掴む」ことになります。

短期で決着させるスキャルピングは、決着までにある程度の時間を掛けることを前提とした、その他のデイトレードやスイングトレードとは違い、やはり特殊なトレード手法です。

ここまでの解説では、いくつかのテクニカル指標を用いましたが、あくまでそれはエントリーの目安とお考えいただければと思います。逆に慣れてくれば、テクニカル指標をチャートに表示させなくとも、エントリーするべきポイントが見えてきます。

スキャルピングの肝は、テクニカル指標の数値ではなく、「こう動けば、次にこう動きやすい」という「値動きのクセを掴む」ことです。

ここまで解説してきた「ドル円15分足・時間スキャ」も言ってしまえば「大き目の陰線が出た後、少し戻して揉み合い、再度下に動き出せば値が走りやすい」という値動きのクセを利用したトレード手法です。

先ほども申しましたが、スキャルピングはデイトレードやスイングトレードとは違い、特殊なトレード手法になります。テクニカル指標の数値に捉われているうちは、おそらくかつての私がそうであったように、スキャルピングで利益を上げていくことは難しいと思います。

一般的に言われているテクニカル分析を学ぶのではなく

・値動きのクセを探す
・王道(一般的なテクニカル分析)ではなく抜け道を探す


このような考え方がスキャルピングにおいては重要になります。

ことスキャルピングにおいては、一般的なテクニカル分析の知識は一旦捨てていただいても構わないと思います。

ある程度通貨ペアを絞ってチャートを見続けて下さい。今回解説した「値動きのクセ」とはまた違ったクセが発見できるはずです。








「ドル円15分足・時間スキャ」の解説は以上で終了となります。いかがでしたでしょうか?

「え?こんなシンプルなことをやってたの?」

「え?こんなので本当に勝てるの?」

という感想が大半ではないかと思います。


実際に私もトレードで勝ち出すまでは、裁量トレードにしろEA運用にしろ、勝てるロジックは難解で複雑なものだという偏見を持っていました。

しかしながら、トレードで結果を出すために必要なことは、マーケットの「上がるか下がるか」という単純極まりない結果の裏側にひしめく、投資家の心理やポジション動向、世界経済の状況や要人発言など、複雑極まりない要因を分析することではなく、ただただ期待値のあるトレードをシンプルに繰り返していくことです。

トレードのロジックに求められることは、難解さ、複雑さではなく、実は繰り返し使えるシンプルさなのです。

長年勝てるロジックを探求していくと、難解で複雑なロジックだからといって、決して儲かるわけではないことを痛感させられます。

このことに気づいたことが、私がトレードで勝ち出すきっかけとなったように思います。

トレード手法に「聖杯」があるとすれば、それは期待値のあるトレードをシンプルに繰り返していくことであり、そこに難解さ、複雑さは必要ないのです。


当該手法「ドル円15分足・時間スキャ」もこのような考え方から構築されたシンプルなロジックです。

シンプルながら下落チャートパターンによる強力なロジックであると自負しております。

ポジションを取るタイミング、利確を行うタイミングにおいて、多少の練習は必要になるかと思いますが、磨けば磨くだけリターンが期待できるトレード手法だと思います。

ぜひ実践されてみて下さい。

また、引き続き私のツイッターを通じまして、エントリーポイント等、できる限りつぶやいていきますので、ご参考になればと思います。