今回は、世界同時株安をもたらしている新型コロナショックの今後につきまして、前回に引き続き、少々私見をお話させていただきたいと思います。

今回もあくまで私見です。

 

株式市場の乱高下を尻目に、為替市場ではドル円がすっかり新型コロナショック以前の水準に戻ってきました。

NYダウや日経平均株価は歴史的な大暴落に見舞われている状況の中、このドル円の水準に違和感を覚えている方も多いようです。

現在の円安基調が「過去に例のない動き」や、もしくは「日本売り」との見解もあるようですね。

 

しかしながら過去を振り返ってみますと、リーマンショックの大きな要因となったサブプライムローン問題が顕著化していた2008年3月から8月までの5ヶ月間でドル円は95円台から110円台に上昇しています。

※実際にリーマン・ブラザーズが破綻したのは2008年9月

 

過去に照らし合わせてみますと、本当の有事の際に買われるのはドルだということなのでしょう。

現在の円安基調は「過去に例のない動き」や「日本売り」などではなく、本当の有事の際のドル買い、すなわち2008年に見た風景なのです。

 

それでは、2008年リーマンショック当時、円安基調はその後どうなったのか?

その後は、FRBの怒涛の金融緩和策によりドル安に転じ、一気に円高基調へと転換しました。

当時は80円台後半まで円高が進みます。

 

では、今回も急激な円高へと進むのでしょうか?

現在の円安基調が有事の際のドル買いである以上、需給緩和により円高基調へと転換する可能性は高いと思います。

しかしながら、リーマンショック当時のように急速な円高に進むかと言うと、そうではないでしょう。

理由は、当時と現在を比較しますと、現在はFRBに金融緩和の余地があまり残されていないことです。

仮にFRBがマイナス金利を採用したところで、金利差の縮小はわずかなものであり、それが為替市場に及ぼす影響は限定的だと思います。

欧州の経済悪化がもたらす影響がどの程度のものなのか、少々読めない部分もありますが、1ドル110円から100円のレンジ内に収まってくるのではないかと考えています。

少々楽観的過ぎますかね・・・。

 

以上、新型コロナショックの今後に関する私見でした。

もちろん今回も話半分で聞いておいて下さい。

 

では、失礼致します。