今回は「2ステップ式 トレイルストップ」をご紹介します。

トレイルとは「追いかける」「追従する」という意味です。

その名のとおり、トレイルストップとは、レート変動に伴い、逆指値注文を変更していく決済専用の注文方法のことを言います。

 

通常のトレイルストップは「図解1」のように、ポジションの含み益が一定基準に到達した場合、その後のレート変動に伴い、現在レートから一定の間隔でストップロス価格(逆指値注文)を変更していきます。

できる限り利益を伸ばそうという発想から生まれた決済注文方法です。

※売りポジションの場合は逆になります。

 

では、今回ご紹介する「2ステップ式 トレイルストップ」はと言いますと、「図解2」のように、ポジションの含み益が一定基準に到達した場合、ストップロス価格(逆指値注文)を買い値もしくは買値よりも少し上に変更し、トレードのリスクを「0」にします。

これが1ステップ目です。

その後は通常のトレイルストップと同様で、レート変動に伴い、現在レートから一定の間隔でストップロス価格(逆指値注文)を変更していきます。

これが2ステップ目ですね。

1ステップ目のストップロス価格(逆指値注文)の変更幅が2ステップ目のそれと比較して、大きいのが特長となります。

※売りポジションの場合は逆になります。

 

「2ステップ式 トレイルストップ」のメリットとしては、通常のトレイルストップと比較して、まず勝率が高くなります。

システムの良し悪しを勝率で評価するのはナンセンスなのですが、ある程度の勝率がないと、メンタル的にシステムの稼働を継続できないというのもまた事実ですね。

また、1日程度のミドルトレンドでもしっかりと利益が確保できるというのもメリットの1つかと思います。

逆にデメリットはと言いますと、先に挙げたメリットと表裏一体なのですが、数日間に渡るビッグトレンド時に小さく利益を確保してしまう場合があります。

このあたりは、現在レートとストップロス価格との間隔をどのくらいで設定するかによるのですが・・・。

 

往々にして、ミドルトレンドを狙うデイトレード型のシステムに「2ステップ式 トレイルストップ」を実装すると、そのメリットが生かされ、システム全体の成績が向上する場合が多いです。