お疲れ様です!

私は普段、裁量トレードとEAによるシステムトレードを併用してるわけですが、今回はトレードの握力について少々お話してみたいと思います。

 

まずは下記のチャートをご覧下さい。

2021年7月1日のドル円を15分足で表示させています。

この日は、明日に米雇用統計を控え、期待感からドル買いの気配が強い状況でした。前日のADP雇用統計が強い数値であったことも1つの要因です。

 

案の上、ドル円はロンドン時間から上昇を開始、早出ニューヨーク勢が参入してくるまで、じわじわ上昇を続けました。ニューヨーク時間前に押し目をつけた後、再び上昇してこの日は引けています。

ちなみに上記のチャートの「青い矢印」は弊社EAの買いエントリーポイント、「赤い三角」が決済ポイントとなります。

弊社EAによるシステムトレードの結果は、上記のチャートからもお分かりのとおり、この日の上昇トレンドを丸々利益に換えてくれました。手前味噌ながらお見事です・・。押し目をもろともせず鬼の握力ですね。

 

では、私の裁量トレード結果はと言いますと、ツイッターでも少しつぶやいたとおり、米雇用統計前の大口のポジション調整の動きを狙いにいって、ニューヨーク時間前の下げの動きで、わずか数pips取れた程度です・・。

 

はい!言い訳をさせて下さい!

定石通りでいけば、買いから参入する場面だったのでしょうが、この日私の頭をよぎったことは、前回、前々回の米雇用統計のネガティブサプライズでした。

ADP雇用統計の結果が強い ⇒ 米雇用統計も期待できる!

ここまで上記の流れを2回繰り返して、結果は2回とも米雇用統計でこけて失望売りとなっていました。もちろん他の市場参加者も、それは分かっていることなので、この日はより様子見ムードが強まるのではないかと考えていました・・。

結果は私の思惑に反して、上記のチャートのとおりでしたが・・。

 

ただですね、仮に私がこの日、裁量トレードで買いから参入していたとしても、「様子見ムードが強いのではないか」「あまり上昇しないのではないか」という思惑が邪魔をして、この上昇トレンドを丸々利益に換えることなど不可能であったと思います。

目の前のチャートがどんなに上昇トレンドを示していてもです・・。

 

今回は裁量トレードではなく、EAに軍配が上がったわけですが、これはどちらが優れているかというお話ではありません。

裁量トレードには裁量トレードの、EAにはEAの利点・欠点がそれぞれあり、それを補完すべく併用していくことが、トータルで利益を上げていくためには有効的ではないかということが言いたいわけです。

 

私の裁量トレードを自己分析しますと、握力がよわよわな点が真っ先に挙げられます。じっくりポジションを保有し、利益を伸ばしていくことが苦手なんですね。

故に私は裁量トレードにおいては、短期で決着させるいわゆるスキャルピング手法を選択しています。そして併用するEAには1日~数日間ポジションを保有するスイングトレード系のものが多くなっています。

ある程度の握力を要するスイングトレード系のロジックをEAに任せることで、私のよわよわな握力を補っているというわけです。

握力ではEAにはかないません・・。

 

では、失礼致します。